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畳のお手入れ

畳のお手入れ

乾拭き(からぶき)が基本です

畳は濡れ雑巾で拭くと光沢がなくなります。畳の目に沿ってほうきや掃除機でホコリを取り、乾いた雑巾でカラ拭きします。畳の汚れが目立つ時は酢を水で3倍程度に薄め、堅く絞った雑巾で畳の目に沿ってさっと拭き、その後十分乾拭きしてよく乾燥させます。
注) 濡れ雑巾で水拭きをすると黒ずみが発生します。

 

毎 日
ホコリは毎日ほうきで掃き出すか、手動掃除機を畳の目に沿ってかける程度で十分です。水につけてかたくしぼった新聞紙を細かくちぎって畳の上にまいてから掃くと効果的。
目につまったホコリを表に出す気持ちで手を動かすのがコツ。

毎 週
電気掃除機で畳の目につまったホコリを吸いとります。この場合、すみのホコリを細口ノズルで吸いとってから始めましょう。そのあと、かわいたきれいなメリヤスやタオルなどで、目に沿ってからぶきをします。

毎 月
晴れた日の午前中にほうきなどでよく掃き出してから、水分がじかに畳にふれないように注意して、お湯ぶきをします。ふいたあとは、窓をあけ放して畳を乾燥させます。水ぶきは畳の黒ズミやいたみの原因になるので絶対に避けましょう。

毎 年
1年に1度、外に持ち出して日光に当てましょう。畳は直射日光に当てると黄変するので、裏にして干し、よく日光に当ててから、ホコリをはたきます。床をきれいに掃いて、防虫紙などで防虫対策をしてから、畳を入れるようにします。

 

畳の日焼け

畳の日焼けにはみかんの煮汁を使います。みかん(皮は除く)を煮出した後、濾(こ)して冷やします。この煮汁で雑巾をかた絞りにし、畳を拭きます(漂白効果あり)。

 

畳の上にカーペットは禁物

畳の上にはなるべくジュータンやカーペットなどを敷かないで下さい。畳の呼吸を妨げ、カビ・虫などが発生する原因となります。ジュータンやカーペットを敷くことは、畳の色あせや傷み防止にはなりません。
注) ピアノや机など、足のある重い物は直に置かないようにしましょう。

 

カビの処理方法について

新畳や表替えを行った後、8月上旬~9月中旬にかけて白い綿のようなカビが発生することがあります。慌てる事無く畳の目に沿って、掃除機で吸い取って下さい。
けっして拭かないでください。乾いた雑巾で拭くのも良くありません。
あくまで菌を取ることが大切です。拭くことにより、菌はい草の中で拡大します。
当店では、体に良くない防カビ剤を使用せず自然のままお届けしております。大半は最初の年だけで治まりますので、どうかこまめに繰り返して下さい。
どうぞ、い草の良い香りを楽しんで快適な暮らしをお送りください。

 

こんな時どうするの?

醤油やソースをこぼした時

小麦粉や塩、ベビーパウダーなどをたくさん振りかけます。水分を吸い込ませてから、よく叩くと粉が浮き出てくるのでほうきで掃いたり、掃除機で吸い取ってください。

 

水性インクをこぼした時

レモンを湿らせ、水で10倍に薄めた塩素酸ソーダで拭き取ります。レモンや塩素酸ソーダがない場合は牛乳を湿らせて拭き取ると効果的です。

 

油性マジック

アルコールか除光液で拭き取ります。しつこい場合はシンナーかベンジンを使用してください。

 

家具を置いた跡

家具などで凹んだ所に霧吹して濡れタオルを当ててアイロンをかけます。